会場のシフト中、ある来場者様が私の作品について尋ねられた。
『石のいのち』…「石にいのちがある」とはどのようなことか。
「石はもともと地球の一部で、
地球自体がマントルの活動によって生きている。
それぞれの石の色や形そのものが、そうして生きてきた『いのち』の足跡なのだと、
私は考えている」
このようなことを答えると、その方はとても共感してくださった。
なんでも宇宙や星座について研究されているとのことで、
・石も私達生物も、根本はみんな宇宙である
・地球に起きた数々の偶然は、まさに奇跡である
(太陽からの距離、地軸の傾き、等)
・もし、太陽が無かったら…?
・地球上の水の、ほんの、ほんの一部によって、私達生物は生きることが出来ている
等々、壮大なお話を色々教えて頂いた。
こうした科学的視点から宇宙や地球を見ることがあまり無く(私の場合、どちらかというと情緒的に捉えていた)、しかしどれも少なくとも一度は、過去に何処かで聞いたことがあったような覚えがある。
初めて知ったというよりは、忘れていた。
教えて頂いた内容について忘れていたのもあるし、
こうした視点から見るという行為自体をきっと忘れていた。
卒業制作としては視点が中途半端になるのを避けたかったので、結果的にはそれで良かったと思う。
だけど今後何かについて考えるときは双方のバランスを意識せねばと考えさせられたし、
純粋に、科学的視点での宇宙や地球についてもっと知りたいなと思う出来事だった。
また科学館に行きたいな…。
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