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去る日曜日の父の日、具体的な物品を用意することが出来なかった。
母の日で燃え尽きたのかと思ったけど、おそらく違う。

「これをしたら喜ぶ!」というのを、父から見出せなかった。
きっと母のそれと共通していたりもするんだろうけど、「じゃあ●●を贈ろう」には直結しなかった。
改めて父との思い出を思い返してみると、
物よりも、
出来事よりも、
会話での思い出が大きかった。

物事に関する解釈だとか考えだとかを交わし合う会話、かな。
「子供の考え」として一蹴すること無く、
受け止めた上で、膨らまして返してくれる。または異なる視点を示してくれる。
どんなに感情的な事柄にも、具体的に返してくれた。
そんな、抽象的な思い出が大きかった。

父の日当日の夕刻、半ば苦し紛れに父に電話した。
返ってきたのは、
「声を聞かせてくれただけで充分だよ」
という言葉だった。

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